セミナープログラム 10月28日開催

本カンファレンスの参加受付は終了いたしました。

 

●プログラム案内(10月28日開催分)

Room-1Room-2
5セッション5セッション

 

 

10月28日(木) セミナースケジュール
Room-1

【B-01】

10:15-11:00

HPLCキラル固定相の現状とキラル分離メソッド開発

【企画協力:日本プロセス化学会】

合成低分子系医薬品の多くがキラリティをもつ化合物であることから、医薬品の研究開発においては、キラル分離メソッドの開発が重要な課題となっている。その分析法の中でHPLCキラル固定相法は、最も汎用されている方法である。現在多くのキラル固定相が実用化されているが、固定相によって分離のメカニズムや測定条件が異なる。本講演では、キラル固定相の種類や特長、キラル分離メソッド開発について解説する。

 

(株)住化分析センター

テクニカルソリューション本部 大阪ラボラトリー

サブリーダー

西岡 亮太 氏

【B-02】

11:30-12:15

シオノギファーマの原薬製造技術について

【企画協力:日本プロセス化学会】

「技術開発型ものづくり企業」を目指すシオノギファーマは,製造においてより高い品質・プロセス安全を担保すべくプロセス設計を実施している。これら実現のためのシミュレーション技術,プロセス安全評価技術を紹介するとともに,原薬製造で設定どおり反応が実現できた事を検証するための機能についても紹介したい。また,弊社で近年実施可能となった湿式粉砕,光反応等の新規獲得技術を用いて実現可能な事についても紹介したい。

 

シオノギファーマ(株)

技術開発本部 生産技術部

製薬部門長

北村 英之 氏

【B-03】

13:00-13:45 

不斉ルテニウム触媒(DENEB® & RUCY®)の開発と実用例について

【企画協力:日本プロセス化学会】 

高砂香料工業(株)によって開発された、不斉水素化反応および不斉水素移動反応に用いられる、2種類のルテニウム触媒(DENEB®, RUCY-XylBINAP®)について紹介する。これらの触媒は工業化スケールにて提供可能である。講演においては、それぞれの触媒について、開発に至った背景、基質の適応範囲、原薬製造において使用された例を紹介する。

 

高砂香料工業(株)

研究開発本部 ファインケミカル研究所

主管

峠 太一郎 氏

 

【B-04】

14:15-15:00

再生医療、細胞医療施設における基本計画の重要性

~施設に必要な要求事項検討~

医薬品工場(主に再生医療、細胞医療)を建設する上での重要管理事項について述べる。また、下記、項目を具体的に検討する際に、留意するポイントについても、実務経験から解説したい。

1)URB(ユーザ要求概要書)の作成について

2)基本計画の検討項目

3)設計進捗に伴うURBの修正、見直し

4)基本設計や詳細設計への展開

 

(株)シーエムプラス

エンジニアリング事業部

副社長

町田 進 氏

【B-05】

15:30-16:15

AIを活用した創薬

近年、画像認識を中心に目覚ましい発展を遂げてきた深層学習技術を創薬に適用する、いわゆるAI創薬が注目を集めている。本セミナーではその中でも特に分子設計関連技術におけるAI適用事例を紹介し、それぞれの実用性や今後の課題について解説する。

 

(株)Preferred Networks

リサーチャー

力丸 健太郎 氏

 

Room-2

【C-01】

10:30-11:15

2025大阪関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンの目指すもの

2025年には、いのち輝く未来社会のデザインをテーマにした2025大阪関西万博が開催される。1970年に開催された大阪万博以来55年ぶりの一般博の開催となる。大阪府市は、地元パビリオンとして健康医療を軸としたREBORNをテーマに建設することを予定している。本講演では、10歳若返りの旅をテーマにしたアンチエイジングライドと2035年の医療を軸としたミライの病院をベースとした2025大阪・関西万博における大阪ヘルスケアパビリオンの狙いについてご紹介したい。

 

大阪大学 

大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学 

寄付講座教授

森下 竜一 氏

 

【C-02】

11:45-12:30

海外原薬における品質確保・サプライヤー管理について

医薬品及び原薬のサプライヤー管理は、近年のGMPグローバル化とも相まってより広範な対象や製造施設にまで拡大し、特に海外の医薬品原薬管理は医薬品の適正な品質確保をする上で必要不可欠となっている。その正しい実践なくしては、製品品質不良による市場供給不可との深刻な事態を招くことになる。8月1日公布のGMP省令改正を踏まえ、「海外原薬の品質確保・サプライヤー管理」を実践する上での留意点について解説する。

 

(特非)医薬品・食品品質保証支援センター

NPO-QAセンター

理事兼事務局長

高平 正行 氏

 

【C-03】

13:15-14:00

違法製造や工程トラブルを回避するための総合的視点の医薬品品質保証の考え方

最近の医薬品製造における違法製造や工程トラブルによる回収事案・業務停止は医薬品の欠品を招き、医療に重大な影響を与えています。こういった事態を回避し、医薬品の品質確保と安定供給を的確に推進するためには、回収等の原因となる様々な要因に対し日常的に留意して生産活動を進める必要があります。この考えに立ち、総合的な視点から医薬品の品質保証を考えます。

 

QAビジネスコンサルティング

代表

浅井 俊一 氏

【C-04】

14:30-15:15

mRNA医薬を用いた疾患治療について

新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの成功を受け、今後mRNA医薬の研究が加速するであろう。その応用は、感染症予防ワクチンに留まらず、がん免疫治療、ゲノム編集、希少遺伝性疾患、再生医療といった様々な分野で期待されている。本講演では、mRNAワクチンの成功を支えた技術基盤に触れたのち、今後期待される医療応用について詳しく述べる。

 

京都府立医科大学

大学院医学研究科 医系化学

准教授

内田 智士 氏

【C-05】

15:45-16:30

改正GMP省令の実施上の留意点及びPMDA等当局への対応

~全ての医薬品製造所は何をなすべきか~

本年4月28日に公布された改正GMP省令は8月1日から施行されている。2004年12月にGMP省令が改定されてから約17年、また2013年8月に改定GMP施行通知が発出されてから約8年が経過している。
本省令の背景と概要についての説明と、日本の医薬品製造所及び海外の日本向け医薬品製造所では改正GMP省令を満たす体制を如何にして早く再構築すべきかについて説明する。

 

SANSHO(株)

顧問(サイエンスアドバイザー)

元PMDA GMPエキスパート

宮木 晃 氏